メル友との逆援助体験談

中学を卒業してから、私は暴走族の一員として毎日ぶらぶらしていました。当時はメル友と一緒に逆援助する時間が楽しく、世の中は自分達中心に回っているのだと勘違いしていました。
当時私の所属していた族と、隣町の族は逆援助をしていて、やくざさながらの抗争中でした。隣町の族を見つけたら、「かならず捕まえて、しばかなけれはならない」という掟まで登場するくらい、大変な状況でした。
当然私達も、メル友とバイクに乗って隣町の族を狩に夜な夜な逆援助していました。
その日もいつのものように見回りのように隣の町にむけてバイクを走らせました。真夏の出来事でした。私は友達と4人で2台のバイクに乗っていました。

メル友が逆援助する理由

メル友達には隣の族の抹殺指令がでていたので、もちろんこの娘たちもターゲットだと思いました。最初は女だから手加減してやろうと思っていましたが、とても生意気で、手が出る寸前でした。
「おまえらしばくぞ」と友達が言うと、「おまえら、ちょっとでも手出したら、集合かけるからな。全員病院送りだぞ」と女。そのとき、ついにブチ切れた友達が女の子の頬を叩きました。
女の子はポケットからPHSを取り出し、電話をかけようとしましたが、どうやら電波がなく、電話がかけられない状況のようでした。
「なんだよ、お前達、絶対絶命じゃん。だれにも助けてもらえないのかよ、あはは」と私達は笑いました。女の子達は恐怖におびえた顔になっていました。
「どうする?この女ども?ぼこぼこにしちゃう?」と相談していると、突然一人の女の子が泣き出しました。泣きながら地面に座り込んで、「えーん。もー、帰りたい」と泣き喚いていました。
いつもは強気な態度の女なのに、メル友4人に囲まれて、助けも来てくれない状況に泣き出すしかなかったのでしょう。私は少しかわいそうに思ってきました。
でも友達のSはは非常な奴で、「じゃ、うるさいから、こいつからやっちゃおうか」と前に歩き出しました。こいつはほんとに危ない奴で、危険な雰囲気が漂い始めました。

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